No title

2003年10月12日 Letters
久しぶりに街に出れば
人は慌ただしく
いつの間にか
冬の季節が訪れた

雑踏の中
人々とすれ違う瞬間
交差点の途中で
君を想い出した

君の笑顔を
もう一度見たいよ
何の計算もない
あの屈託のない笑顔を

気が付けば
夏があったのかさえ判らない
今とても寒い
身もココロも

行き交う人は
皆無表情で通り過ぎ
振り返った
その時気が付いた

君の声も笑顔を
とても大事だった
どうしても壊したくなくて
自分から離れた

偶然が重なって
物語は始まり
始まりがあるものには
いつの日か
儚い理由を持ち
終わりが来る

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